#10 幼児・小児の被験者ライブデータベース
~継続的な調査による縦断的発達過程を明らかにする仕組み~

機関名: 同志社大学 赤ちゃん学研究センター
担当者: 加藤 正晴

連絡先: maskato[at]mail.doshisha.ac.jp 
※お問い合わせの際は、加藤までご連絡ください。

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シーズ技術・製品の概要
赤ちゃん学研究センターでは、子供の発達に関するデータベースと被験者ネットワークを活用し、赤ちゃんや子供を対象とした調査や実験のお手伝いをしています。お母さんに喜んでもらえる仕掛けを工夫し、多数の被験者から協力いただける体制を構築しました。また、同じ人物の経年データを蓄積できるようにしているため、乳幼児期の認知・運動能力や生活習慣とその後の発達との関連を予測します。

本テーマを始めたきっかけ、研究者の想い
本センターでは従来より、小児の睡眠と発達の関係を調査・研究しています。現在は、睡眠だけでなく、子供の様々なデータを蓄積・活用できるようにしていきます。大人の行動や特性を分析するためには、その人が子供だった時のデータも必要です。今回の取り組みを通じて、人の成長や発達のありさまとその背後にある仕組みを明らかにすることが狙いです。

これまでの実績・参考情報
● 日本で唯一の赤ちゃん学のための研究センター。文科省の共同利用・共同研究拠点としても認定されている。

行動観察室 脳波計測装置およびシールドルーム 携帯型近赤外分光法脳活動計測装置 視線計測装置


【Tech Structure】
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幼児・小児に関する研究や分析ができる 被験者の遍歴を含めた過去データを提供する 新規データを取得・提供する(新規調査・実証実験ができる) 必要なデータを蓄積する 取得データ項目を追加する 必要なデータを収集する アンケート調査に対応する 実地調査に対応する データ取得ツールを使用する 母子間コミュニケーションの機会を得る 赤ちゃん学研究センター ライブデータベース 被験者ネットワーク 実験設備 過去の被験者情報 蓄積データ 新規フォーマットデータ 在宅被験者 来館被験者

 ※1 運動・認知・知覚など、発達に関わる各種データを必要とする研究を想定。
 ※2 同一人物の時系列データを蓄積している。将来的にはビッグデータ化したい。
 ※3 データベースに項目を後からでも追加できるようにすることを構想している。
 ※4 自分の子供の特性を別の視点で見てみたい、客観的に分析してみたい、など、母親が持つニーズ。
 ※5 現在はアンケートで調査を行っているが、将来的にはアプリを用いて調査できるようにしたい。
 ※6 登録者数は、在宅被験者(データベース登録者)、来館被験者がおよそ200人/年ずつ増加。
 ※7 脳波、視線、心拍、汗、部屋内の行動などのデータを取得可能。

共同研究開発や連携に関する条件、メッセージ

赤ちゃんや子供を対象とした調査や実験に興味がある方はご連絡ください。また、調査データを取得するためのアプリ作成やデータベース構築など、システムの開発と運営に協力してくれるパートナーも探しています。

同志社大学 赤ちゃん学研究センター について
【組織概要】
私たちは人の行動のはじまりとしての胎児研究に注目し新生児・乳児・幼児と一貫した研究を行っています。
【住所】京都府木津川市木津川台4丁目1-1
【URL】https://akachan.doshisha.ac.jp/

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