2019.08.07
KGAP+第一シリーズ Kickoff Weekレポート
7月22日、けいはんなRCで「けいはんなグローバルアクセラレーションプログラムプラス(KGAP+:Keihanna Global Acceleration Program Plus)」が始動しました。その最初の一週間、Kickoff Weekの様子をお届けします。
KGAP+は、けいはんなRCが連携する世界のイノベーション拠点と日本国内から選ばれたスタートアップが、けいはんな学研都市の強みである実証実験都市機能を活用してPoCやパイロットテストを日本の大手企業等と協業して実施することをゴールとしたプログラム。2019年度は、第一シリーズ(Batch1)を7月~9月、第二シリーズ(Batch2)を9月~12月に実施し、10社ずつ参加します。
プログラムをオンラインとオフラインを融合して実施するのもKGAP+の特徴。開始週「Kickoff Week」と最終週「Demo-day Week」には全参加企業がけいはんなに集結し、その間の期間はオンラインでメンタリングやセミナーを受けながら各々のPoC・パイロットテストを進めます。さて、意気揚々と集まった10社、メンター陣、マネジメントチームがどのようなKickoff Weekを過ごしたかをお届けしましょう。
初対面がほとんどの面々。自己紹介の後、けいはんなRCとKGAP+の紹介、オリエンテーションと続き、基本的な情報をインプット。プログラムの共通言語は英語、No Japaneseです。ランチには打ち解けた雰囲気となり、あちこちでビジネスの垣根を越えた会話が始まっていました。
午後は記者発表を兼ねた招待制のキックオフイベントを開催。参加企業のポテンシャル・パートナー等をお招きし、英語の5分間ピッチで参加企業の技術や製品・サービスを発信しました。交流会では熱心に交流する様子が見られ、パートナー企業探しが進展した参加企業も。
1社対メンター陣・マネジメントチームの30分集中ビジネスレビューを実施。パートナー企業探索やPoC・パイロットテストの企画にフォーカスしたヒアリングとディスカッションを進めながら、各企業に合ったプログラムの進め方を明らかにしていきます。そこで可能性が見えたパートナー候補企業にはマネジメントチームやメンターが即コンタクトし、Kickoff Week内に面談のセッティングを試みます。「直前、ダメモトが、意外と功を奏すことを学びました」は、あるメンターの言葉。
ビジネスレビューを継続する企業もあれば、早速パートナー候補を訪問する企業もあり、各社それぞれが限られた時間を有意義に過ごした後、JETRO(日本貿易振興機構)による国内企業向けには海外展開レクチャー、海外企業向けには日本展開レクチャーを受けました。
京都府山下副知事との懇談会も開催。山下副知事が全参加企業からの様々な質問や要望に適確に答えてくださり、参加者からは感嘆と感謝の声が寄せられました。
KGAP+には17名の多彩なメンターが国内外から参加しています。4日目を中心に日本のビジネス習慣、デザイン思考、UX/UI、バルセロナでのビジネス展開など、メンターによるセミナーをWebinarを交えながら7回開催しました。
スタートアップ企業は、例えばある分野の技術者が多いもののデザインやマーケティングは弱いなど専門以外は疎いことがあります。KGAP+ではKickoff Week後もオンラインでセミナーやメンタリングを通じてスタートアップ企業の成長をサポートしていきます。
Kickoff Weekの締めくくりは、大阪と京都に分かれてのピッチイベント。大阪はトーマツベンチャーサポート株式会社がOIH(大阪イノベーションハブ)で開催した「Morning Meetup」、京都は新しいビジネス拠点「京都経済センター」でけいはんなRCが主催した「けいはんなグローバルスタートアップピッチ in 京都 ~2019夏~」に登壇。どちらの会場も満員で大いに盛り上がり、参加企業が新たなパートナー候補企業と出会えたことはもちろん、我々運営者にとってもプログラムへの関心の高さを知ることができ、興奮に包まれながらラップアップを迎えました。
このように盛りだくさんのアクティビティをこなした10社からは、”It was an amazing week!” “Looking forward to working on this with you!”などの感想が聞かれ、これからの3カ月が大変楽しみです。最後の一週間を笑顔で迎えられるよう、メンター陣とともに頑張ってまいります。