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2017.01.17

デコーディッドニューロフィードバック (DecNef)ワークショップ開催レポート

2016年12月6日KICKにて、人工知能技術を応用し脳活動を変容することが可能な、デコーディッドニューロフィードバック法 (DecNef法)を広く紹介し、けいはんなRCにおける医療・産業応用の可能性を模索する機会として、ATR脳情報通信総合研究所との共催でワークショップを開催しました。

■最新の研究成果の発表と議論
DecNef法は、けいはんなRCの参画機関であるATRが世界に先駆けて開発した画期的技術です。数年の基礎研究を経た現在、数々の研究成果が権威ある学術誌や国際会議で発表されています。
本ワークショップでは最新の研究成果について、国内外の研究者による14件の講演が行われました。DecNef法の多様性・新規性に呼応するかのように、講演の内容は恐怖症や疼痛などの疾患に対する臨床応用の可能性、意識と学習の関係など未発表データを含め多岐にわたりましたが、12名の外国人を含む53名の参加者は終始熱心に聴き入り白熱した議論が続きました。

■応用に向けた意見交換
 昼食をとりながらの意見交換会では、DecNefの医療応用や民生応用の可能性や期待について参加者から自由に発言いただきました。カジュアルな雰囲気も相まって、研究者と事業化関係者が活発に意見を交わす中で、実社会適用への期は熟したとの共通認識がもたれ、また、医療応用だけでなく認知機能トレーニングや教育への応用について提案がされる様子が印象的でした。

■最後に、DecNef法の研究開発と応用を牽引するATR脳情報通信総合研究所の川人光男所長が、本ワークショップを通じて基礎的研究の成熟と技術の確立が明らかになったと総括し、さらに、次なる段階として医療・産業応用の道筋を示しました。
けいはんなが有する最先端の研究・技術資産を活かした「ココロの豊かさ」を実現する事業の創出に向け、私たちの取り組みが象徴されるイベントとなりました。
(執筆:辰巳 真起子(ATR))

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