機関名: 量子科学技術研究開発機構 量⼦ビーム科学研究部⾨ 関西光科学研究所
担当者: 長谷川 登
連絡先: hasegawa.noboru[at]qst.go.jp ※お問い合わせの際は、長谷川までご連絡ください。
シーズ技術・製品の概要
高いエネルギーと高繰り返し動作を実現するレーザー装置を屋外でも使用できるようにしました。構造を単純化しつつ、堅牢な光学部品を選定することで各課題を解決しています。
本テーマを始めたきっかけ、研究者の想い
本技術は、レーザー打音装置の振動励起用レーザーとして開発されました。ハンマーを用いた人の手によるトンネル検査を遠隔化・デジタル化することを想定しています。
また、本技術を通じて高強度のパルスレーザーにより高圧を発生させることができれば、レーザー打音検査だけでなく、材料の圧縮・硬化(ピーニング)用の光源として利用できると考えています。
これまでの実績・参考情報
● 特許:特願 2017-207554
● 「屋外でも使える高エネルギー・高繰り返しパルスレーザー」
量子科学技術研究開発機構新技術説明会(2018年5月24日開催)
【Tech Structure】
Tech Structureについての説明はこちら
※1 主にトンネルの壁の検査を想定。従来のハンマーによる検査を遠隔・デジタル化するものとして期待されている。
※2 屋外で使用するためには構造を単純化する必要があった。
※3 現在は各構成品の多くが海外製。国内メーカーの協力が欲しいと考えている。
※4 従来は真空を用いた大掛かりな冷却や、高価な位相補正素子が用いられていた。
共同研究開発や連携に関する条件、メッセージ
今回設計・試作したものをメーカーの協力を得て、工業製品としてパッケージ化したいと考えています。
量子科学技術研究開発機構 量⼦ビーム科学研究部⾨ 関西光科学研究所 について
【組織概要】
イオン照射研究施設、電子・ガンマ線照射施設、高強度レーザ装置、中性子利用装置など多様な設備を最大限に活用し、先進的な量子ビーム利用技術により、医・理・農・工の幅広い分野で革新的成果やイノベーション創出を目指しています。
【住所】京都府木津川市梅美台8-1-7
【URL】http://www.qst.go.jp/