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2018.11.07

オープンイノベーションワークショップ2018 レポート

オープンイノベーションを成功させるポイントは単なる技術目利きや適切なパートナー選定ではなく、人や組織の問題として捉え、オープンイノベーションの実行に必要なスキルやシステムを整備することです。それには、企業のトップから担当レベルにおける様々なリーダーシップや組織ぐるみの意識改革も重要な課題となります。
これらの解決のヒントを得るべく、本コースでは、企業のマネジメント層の方を主たる対象とし、オープンイノベーションにおける組織や人材の面に焦点を絞って議論を深めます。

「オープンイノベーションワークショップ」は、企業のマネジメントクラスの方、あるいはそれに準ずる管理職・リーダークラスの方を対象として、オープンイノベーションの体系的理解と企業の組織能力を革新するポイントを学ぶプログラムです。
前期(6/23、7/7、7/21)と後期(9/15、9/29、10/13)の全6回で、同志社大学大学院ビジネス研究科の北教授に指導いただき、講義とディスカッション、ケーススタディを通じ、オープンイノベーションの本質と実践能力を学びました。各回のテーマとしては下記の内容で、活発なグループディスカッションがなされました。

第1回:オープンイノベーションの基礎知識
第2回:オープンイノベーションを支える組織の能力
第3回:ケーススタディ(P&Gの事例)と両手遣いの能力
第4回:ケーススタディ(オープンイノベーションの仲介・技術の獲得)と日本企業のオープンイノベーション
第5回:ケーススタディ(シスコ・システムズの事例)とM&A戦略
第6回:ケーススタディ(ゼロックスの事例)とスピンアウト戦略

北教授の自らの企業での技術開発経験と、海外、特に欧米で盛んに行われているオープンイノベーションの動きをもとに、参加者の各企業での現状を照らし合わせ、ディスカッションを通じて議論を深めた。また、オープンイノベーションに関連する様々なケーススタディを通じて、グループワークでオープンイノベーションの本質を探った。
今後も、オープンイノベーションの理解を深めるワークショップとして検討して行く予定である。

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