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2017.09.08

平成29年度 第5回人材育成フレームワークレクチャー 開催レポート

けいはんなリサーチコンプレックス事業」では、オープンイノベーションを牽引するリーダーとして、「自らが考え、プロジェクトを立案・実行できる人材=プロデューサー」の育成を進めています。この一環として、プロデューサー育成に関した公開セミナーを実施しており、第5回では感動開発研究所の太田 文夫氏に講演いただきました。
もとパナソニックの洗濯機事業部長として、成熟家電分野において価格競争から価値創造へと変換した商品開発事例をあげて、創造と挑戦をプロデュースするための志とノウハウをを学び、プロデューサーの育成の考え方について掘り下げた議論を行いました。

「感動商品を開発するプロデュース人材とは」
~感動価値の創造と不可能への挑戦マインドを高めるための実践ノウハウ~

太田氏は元パナソニックの洗濯機事業部長として、成熟家電分野での価格競争から価値創造への事業シフトを成し遂げられました。飽和市場で低価格競争にあった白物家電の洗濯機において、「お客様に感動を与える商品」をつくりたいというイノベーションマインドを持って創造と挑戦を実践し、大ヒット商品を生み出しました。特に、新たな価値を創造した「遠心力洗濯機」の事例をもとに、同氏が取り組んだ顧客の潜在ニーズ調査、革新的技術シーズ探索、感動商品の企画・開発等のお話から、新しい価値と新しい技術によるヒット商品を生み出す方程式を教えていただきました。その中で最も重要な要素は、技術者の創造力とチャレンジ精神であると語られました。

また、同氏が体験された1年間の「ぶらぶら社員」を通じて、顧客体験での感性力・行動力養成、異業種交流での学び、セレンディピティー能力についても伝えていただきました。

最後に、プロデューサー育成のポイントは、創造力・挑戦心・志・勇気であることを強調されました。

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