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2020.01.29

MC-Lab 体験講座 レポート

 けいはんなリサーチコンプレックス事業のテーマである『i-Brain×ICT「超快適」スマート社会の創出』における重要な研究手法として「ヒトの心理・生理状態の計測・解析」が挙げられます。このような手法を活用し、「超快適」の実証実験を行う共有実験設備として、メタコンフォート・ラボ:「MC-Lab」をKICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)内に設置しています。
 本講座は、MC-Labでの実験デモを通じて、ヒトの計測・解析手法の基礎をわかりやすく学べる体験型講座です。
 けいはんなリサーチコンプレックス事業の異分野融合研究開発と人材育成のツール間連携で企画し、情報通信研究機構(NICT)の安藤広志氏と奈良女子大学の安在絵美氏を講師としてお迎えし、開催しました。

プログラムは、こちら

生体信号から心を読み解く ~生体信号計測・解析の基礎と実習~

けいはんなリサーチコンプレックスの実証実験設備であるメタコンフォート・ラボ:「MC-Lab」を会場として開催しました。MC-Labの概要やヒトの計測・解析手法の基礎に関する講義の後、今回、生体信号の計測体験として取り上げた心電図と筋電図について、測定原理、測定で注意すべき点、測定することで何が判るのか、データ取得後の処理の流れ等の説明がありました。
その後、受講者自身にセンサーを付け、被験者としての測定体験を実施しました。さらに、計測した信号について専用ソフトを用いてPC上に波形と幾つかの解析結果を表示し、その結果を見ながら解析の仕方やその解釈について説明がありました。最後の質疑応答でも、活発な質疑応答が行われました。

【開催日時、受講者】
 1.2019年12月13日(金) 13:00 ~ 17:00、 7名
 2.2019年12月18日(水) 13:00 ~ 17:00、 8名

心電や筋電が簡単に測定できることが分かったのは良かった。心電などの生理情報と心理情報のかかわりなどの知識は大いに参考になった。
 
心拍測定を今後自分たちの調査に取り入れたいと考えていましたが、実際にどう使うのかなど漠然としていました。しかし、今回講座を受けてみて、そこが難しくないものだと感じ、取っ掛かりやすくなりました。
 
心電図、筋電図ともに計測経験はあったのですが、何を測っているのかという測定原理や、電気の発生メカニズムまで詳しく説明頂き非常に勉強になりました。
 
実機を使った測定と、その注意点を学ぶことができ、大変参考になりました。
 

【まとめ】
けいはんなリサーチコンプレックスの実証フィールドとして、様々な実証実験が行われている「MC-Lab」をさらに多くの人に知っていただくために、異分野融合研究開発と人材育成のツール間連携で講座を企画して実施しました。
受講者の方々からも好評で、今後MC-Labを使って頂くきっかけになることを期待しています。

 

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