第8回「大学リレーセミナー」(協力)2017.08.23
(公財)京都産業21では、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)におきまして、入居企業、けいはんな学研都市に立地する研究機関や企業、支援機関の方々にも参加していただき、研究内容や事業内容などの事例紹介、外部講師による話題提供などの相互交流の場づくりを進めています。その一環として、この度、“スマートカルチャー&エデュケーション”をテーマとする第8回大学リレーセミナーを開催いたします。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
このイベントはけいはんなリサーチコンプレックスの協力イベントです。
開催日時 | 2017年08月23日(水) 18:00 - 20:00 |
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プログラム | 「ヒト以外のエージェントを用いて、赤ちゃんの心を探る~Developmental Cyberneticsの挑戦~」 ヒトの子どもは、およそ4歳を過ぎるころから、他者の心的状態を推測するようになることが知られている。いわゆる「心の理論」の成立である。しかしながら、近年の研究では、これまで想定されていた以上に早い時期に、他者の意図や目標指向性を理解していることがわかってきた。では、ヒトの乳児は、いつから他者に心的状態を付与するのだろうか。また、そうした心的状態を認めるのはヒトにだけなのだろうか。このような問題は、発達科学における極めて重要な問題である。 本講演では、ヒト以外のエージェント、例えば、ロボットやアニメーションエージェントを用いて、乳幼児が、ヒト以外のエージェントに「心」を見出す条件を検討した研究を紹介する。演者は、ヒトの子どもとヒト以外のエージェントとの融合やインタラクションに関する研究を、Developmental Cyberneticsと呼び、発達科学の新しい領域として提唱する。
講師:板倉昭二 先生 |
申込締切 | 2017年08月16日 |