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■Session 1 講演「京セラフィロソフィ(心をベースとした経営)と起業家DNAの継承」
京セラ株式会社では、人の心をベースとする経営から生まれた「京セラフィロソフィ」と「アメーバ経営」を　根幹に据えて“お客様に喜んでいただく製品やサービスを提供する”「お客様第一主義」を確かなものとしてきました。講演に先立ち、研究拠点の１つとして「けいはんな」に立地する中央研究所の神山所長より絶え間なく新たな価値を生み出す研究開発の現場と技術について紹介を行いました。

稲垣研究開発本部長の講演では、有名な「京セラフィロソフィ」「アメーバ経営」という独特な経営哲学や会計手法が社員のなかにどのように息づき、経営の参画や起業家マインドへと促されているかについて、印象的なエピソードを交えながら解説いただきました。社員一人ひとりが夢を抱き、いきいきと働き、自らが立てた目標を達成していくことで「お客様第一主義」を実現していくという創業期から連綿と受け継がれているDNAや　企業の風土に参加者から新鮮な驚きと感動の声が沸きあがる貴重な場となりました。

■Session 2 技術の紹介と展示・交流会
開発の現場から以下の技術の特長をスライドにて紹介し、ポスターセッション形式にて実機やデモの見学と交流会を行いました。

1) プラズマCVM技術を応用した超小型水晶振動子（展示）
2) 円筒平板型SOFC（展示）
3) 小型/低電力 ドップラー血流量センサー（デモ）
4) 複合機・プリンター（IoT機器）のサービス効率・コスト削減を実現するクラウド・サービス（KFS)（デモ）

「SOFCの開発に30年かけたところに京セラを感じる」「ドップラー血流量センサーの想像を超えた小型化に驚いた」といった声とともに、説明者と参加者の間で活発な意見交換が繰り広げられました。

■今後の展開
けいはんなには素晴らしい“企業精神”と“先進的な技術”を有する研究機関が集まっています。異分野交流セミナーでは、けいはんなの有するこれらの“貴重な宝”に光をあてながら、参加者間で新たな価値協創の議論を生み出せる場を今後も創出していきます。