2019.10.10
KGAP+ Weekレポート
9月30日~10月4日、けいはんな学研都市の一大イベント「京都スマートシティエキスポ」にタイミングを合わせ、「KGAP+ Week」と名付けてKGAP+のBatch1とBatch2に参加する19社が集い、Batch1終了とBatch2開始のアクティビティを同時に行いました。その様子をお届けいたします。
KGAP+(Keihanna Global Acceleration Program Plus)は、けいはんなRCが連携する世界のイノベーション拠点と日本国内から選ばれたスタートアップが、けいはんな学研都市の強みである実証実験都市機能を活用してPoCやパイロットテストを日本の大手企業等と協業して実施することをゴールとしたプログラム。2019年度は、第一シリーズ(Batch1)を7月~9月、第二シリーズ(Batch2)を9月~12月に実施し、合わせて19社が参加しています。9月30日〜10月4日、けいはんな学研都市の一大イベント「京都スマートシティエキスポ」にタイミングを合わせ、「KGAP+ Week」と名付けて19社が集い、Batch1終了とBatch2開始のアクティビティを同時に行いましたので、その様子をご紹介します。
Batch2は、参加企業同士の挨拶も済まない朝一番に、ニューヨーク市を代表するアクセラレータERA共同創業者Murat Aktihanoglu氏のウェブセミナーからスタート。ニューヨークは日曜の夜ですが、Aktihanoglu氏はニューヨークでビジネスを展開するために理解しておくべきポイントを熱く語ってくださいました。Batch2ではプログラム最後に優秀企業数社を選び、3月にERAでの1週間集中プログラムを提供する予定です。
セミナー後のWelcome Sessionでは、それぞれの自己紹介の後、けいはんなRCやプログラムについてのオリエンテーション。もちろん、Batch1同様プログラムでの共通言語は英語、No Japaneseです。
ランチにはBatch1のメンバーが合流して早速Batch1メンバーとBatch2メンバーが交流。一気に賑やかになり「KGAP+ Week」らしくなってきました。
午後はBatch1とBatch2のメンバーがピッチ。プログラムを終えるBatch1がこの3ヶ月間のチャレンジと成果を加えて発表することで、Batch2はこれから始まるプログラムを具体的にイメージすることができました。
1社対メンター陣・マネジメントチームのメンタリングを順に実施。Day4の京都スマートシティエキスポでのピッチイベント「Demo Day」に向けたピッチへのコメント出しに加え、Batch1については3ヶ月間の取り組みを今後につなげるアドバイス、Batch2についてはパートナー企業探索やPoC・パイロットテストの企画にフォーカスしたヒアリングとディスカッションを進めながら各メンバーに合ったプログラムの進め方を明らかにします。そこで可能性が見えたパートナー候補企業にはマネジメントチームやメンターが即コンタクトし、この1週間内での面談セッティングを試みます。
Batch2のメニューは盛りだくさん。メンタリングの合間には豊富なメンター陣から5名がそれぞれの専門に関するセミナーを実施。また、企業情報サイトSTARTUPSに掲載する動画撮影も。2分ピッチ(いわゆるエレベーターピッチ)故、皆さん重要なポイントを絞り込むのに苦労しているのが見えます。一方、Batch1は、プログラム中に接触をしたりPoCを協働した企業とのミーティングやDemo Dayの準備に励みます。
この1週間のハイライト。けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催された京都スマートシティエキスポでの展示とDemo Dayを行いました。DemoDayは、Global Digital MOJO代表David Williams氏のテンポの良い司会に乗って日本人メンバーも外国人メンバーと肩を並べて英語で通し、満杯の会場全体が日本を離れたかのようです。ブースにも多数の来場者がお越しくださり、各メンバーと商談をする姿が多数見られました。
KGAP+ Weekで、Batch2は新しい旅をスタートし、3ヶ月の活動を終えたBatch1はその旅を一旦終えます。しかし、この一週間で培われた繋がりはこれからも続いていきます。これを象徴するかのようにBatch1のあるメンバーがふと発した「KGAP Family」との一言がまたたく間に皆に広がっていったのが印象的でした。けいはんなRCでは、スタートアップ企業とパートナー企業、スタートアップ企業同士の繋がりを紡いでイノベーションの創出を支えていきます。