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第3回 START BRAIN TECH2017.11.27

ニューロイメージング研究の最前線と社会への実装
最近のニューロイメージング研究は、安静状態であっても人の脳全体に大規模なネットワーク構造があり、さらに機能ごとのネットワークを同定するところまできています。これにより、その人の年齢、性別はおろか、IQや精神疾患などの個人特性まで予測できることが見出されています。今後この研究は 動的なネットワークの解明とともに、事業化等を通じてその成果を社会へ実装していくことが予想されます。ニューロイメージングの最前線の研究者を迎え、この分野の研究成果をどう社会実装へと結びつけてゆくか、その課題と展望を議論します。

 

本イベントは、けいはんなRCが共催するrtFIN2017の関連イベントであるサテライトシンポジウムSatellite symposium on 27th “Human brain dynamics research in connectome era“に連動するイベントです。下記パネリストの多くがサテライトシンポジウムにて講演されます。本イベントでの議論に、皆さまにより深く参加いただき、実り多いものにするため、このサテライトシンポジウムへのご参加もご検討ください。(サテライトシンポジウムのサイトはこちら)

開催日時 2017年11月27日(月) 18:00 - 20:30
場所

(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
京都府相楽郡精華町光台2丁目2-2
http://www.atr.jp/map_etc/access_j.html

プログラム

● 17:30 受付開始

● 18:00-18:05 けいはんなRC挨拶
鈴木 博之 氏(イノベーションハブ推進リーダー、ATR代表取締役専務)

● 18:05-19:00 パネルディスカッション
※パネルディスカッションは英語で行われます。質疑応答では通訳が入ります。

* ファシリテーター *
若林 龍成 氏(株式会社neumo 代表取締役)

* パネリスト *
・山下 宙人 氏(ATR計算脳イメージング研究室 室長)
・Prof. Talma Hendler(Sourasky メディカルセンターWohl先端イメージング研究所テルアビブ脳機能センター所長、テルアビブ大学神経科学教授、精神医学教授)
・Prof. Sylvain Baillet(マックギル大学McConnell 脳イメージングセンター所長)
・Prof. Roberto D. Pascual-Marqui(チューリヒ大学付属KEY Institute for Brain-Mind Research主任研究員、関西医科大学/滋賀医科大学客員教授)

● 19:00-20:30 ネットワーキング(交流会)

登壇者プロフィール

● 若林龍成 氏
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を経て2000年にビービットを創業し、副社長就任。業務執行責任者として活躍し、2016年米国にベンチャーキャピタルを設立。京都大学やスタンフォード大学と共同で研究を実施しEEGデバイスやAI技術に対して投資を行った。また、ビービットではR&D組織を持っており、大学や企業と脳神経科学を活用したビジネスの応用の共同研究プロジェクトを牽引してきた。2017年9月に独立し、株式会社neumo 代表取締役に就任。

● 山下宙人 氏
2004年総合研究大学院大学統計科学専攻博士課程修了
2004年9月からATRの研究員、2013年から計算脳イメージング研究室室長。 統計的時系列解析やベイズ学習のヒト脳イメージングデータへの応用に関する研究に従事。

● Prof. Talma Hendler
fMRIに基づいた脳波を家庭の健康機器へ応用するための幅広い研究プログラムをリード。感情経験と、個人的および対人的な動機づけのインセンティブ、ストレス管理(脆弱性と弾力性)の神経相関を扱っています。感情への反応と規制が肉体的、精神的健康と強く関係しており、ニューロフィードバック技術がこの関係性にアクセスする手段であると考えている。

● Prof. Sylvain Baillet
フランス国立科学研究センターにて脳画像グループを率いた後、ウィスコンシン医科大学、ミルウォーキーのFroedtert病院で勤務。現在はモントリオールのマックギル大学McConnell Brain Imaging Centreの所長。開発した脳波・脳磁図データ解析のオープンソースソフトウェア”Brainstorm”は16,000ユーザを有し、MRIを用いた急性脳卒中の評価システムはCE/FDAの認可を受け、世界規模で展開されている。

● Prof. Roberto D. Pascual-Marqui
Cuban Neuroscience CenterのNeurophysics研究室のリーダーを務めた後、チューリヒ大学病院Dietrich Lehmann Brain Mappingラボに勤務。1996年よりチューリヒ大学付属KEY Institute for Brain-Mind Researchにて主任研究員、現在に至る。2010年より関西医科大学、滋賀医科大学の客員教授。脳波計や脳磁計で測定された電気活動を脳アトラス上に描く解析手法であるLORETA解析法の開発者であり、現在は脳機能ダイナミクスの研究に従事。心や認知プロセス、精神疾患等の病的状態の解明を目指している。

参加費

無料
但し、ネットワーキング(交流会)の参加をご希望される方は、当日1,000円を現金でお支払いいただきますので、予めご用意ください。

対象 ブレインテックやニューロサイエンスに興味のある方
参加資格・条件 特に無し
申込締切 2017年11月20日 9:00
定員 イベント:50名 / ネットワーキング(交流会):50名 定員に達し次第、お申込を締め切りさせていただく場合がございます。

参加にあたっての注意事項

イベント後の情報発信のため写真・動画を撮影します。また、メディアの取材を受けることがあります。これらの写真・動画に参加者の肖像等が映り込む可能性に同意した上で、ご参加ください。
主催

けいはんなリサーチコンプレックス

「けいはんなリサーチコンプレックス」は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)推進プログラム」の実施拠点です。
事務局
  • (株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 事業開発室
  • E-mail:rc-atr@atr.jp